乳房縮小

乳房縮小

胸の整形

大きな胸の悩みというのは、小さな胸を大きくしたいという人とは全く違う悩み。むしろ大きな胸で良いよねって言われることも少なくないでしょう。しかし、実際問題、胸の大きな女性にとって大きな胸というのは見た目の問題だけでなく、肩こりなどの症状を含め日常生活に支障を及ぼすことも少なくない。もちろん、少し大きいだけなら良いが極端に大きな胸の女性にとってその悩みは切実である。ここではそんな大きな胸の悩みを抱えている女性の解消法「乳房縮小」についてご紹介します。

乳房

大きな胸を小さくする治療

大きな胸の悩み。胸というのは一定の大きさだと美しくボディスタイルが整って見えるが、極端に大きく発達した胸だと美しさを大きく損ねてしまう可能性が高い。そのため誰にも相談できず、一人巨乳症で悩んでいる女性もお見えになります。その大きな胸の悩み、乳房縮小という方法で解消させることができるのです。

大きな胸というのは、乳腺と脂肪そしきが大きく発達し、肥大している状態です。そのため乳房縮小では、乳腺と皮下脂肪、さらに余ってしまう胸の皮膚を切除することによって理想とする胸の大きさに整えます。大掛かりな手術ですが、手術そのものは至って単純な方法です。

乳房縮小とは

乳房縮小というのは、大きな乳房を小さくする胸の整形手術の一つです。乳輪周囲を切開し、希望しているサイズに合わせた乳腺や乳房の脂肪を取り除き、さらに余分な皮膚を乳房縮小した状態に合わせて切除することでより自然で美しい理想的な胸の大きさや形に仕上げることができます。切除量にもよりますが授乳機能を温存した状態での乳房縮小も可能ですので専門医にお気軽にご相談下さい。

乳房縮小で何が変わる?

乳房縮小では、乳腺や脂肪を取り除きますので理想的な胸の大きさに整えることができます。ですので見た目のコンプレックスを解消することはもちろん、これまで大きくかかっていた胸の荷重が大幅に減ることで肩こりや姿勢を正常に整えることができます。

  • 理想的なバストライン
  • 美しい姿勢・フォルム
  • 肩こりの改善
  • ストレスの解消 など

このように乳房縮小によって得られるメリットは非常に大きなものです。

乳房縮小術

乳房縮小の実際の治療法について簡単に説明しましょう。

Operation1デザイン
希望している胸の大きさ、形状に応じて胸に細かな切開線や除去する組織に対し表面から印を描いていきます。医師はこのデザイン通りに石灰を行いますので実はこのデザインに時間がかかる場合があります。
Operation2局所麻酔
デザインが完了したら、切開部分全体に麻酔の注射を打っていきます。全身麻酔なのに麻酔が必要なの?と思われるかもしれませんが、局所麻酔というのは痛みを止めることだけではなく、止血作用もあるため十分な量の麻酔の注射を行います。もちろん、全身麻酔下ですので麻酔の痛みを感じることはありませんのでご安心ください。
Operation3皮膚の切開
デザイン通りに皮膚を切開していきます。そうして、余分な皮膚を切除するのはもちろん、皮膚を剥離と言って剥がす作業も必要ですので丁寧におこなっていきます。
Operation4乳腺・脂肪組織の切除
予定している乳腺、乳房の脂肪を切除します。乳腺や脂肪には血管が豊富ですのでゆっくりと丁寧に除去するのはもちろん止血しながら対応しますので高い技術が要求されます。止血が不十分だと術後出血などのトラブルを引き起こしますが、専門医であればきちんと対応できますのでご安心下さい。
Operation5縫合
仮固定し仕上がりの状態を確認し問題がなければ傷を縫合していきます。乳房縮小は切開範囲が広いため縫合にはかなりの時間を要します。傷の縫合が終了したら乳房縮小の手術は終了です。

乳房縮小手術の簡単な流れでした。術後は全身麻酔が完全に覚めるまでゆっくりと休む必要があります。この手術は基本的には日帰りですが、切除量や出血の状態によっては入院を推奨する場合がありますので主治医の指示と判断を守りましょう。

乳房縮小の手術の麻酔

乳房縮小術の麻酔は基本的には全身麻酔です。
全身麻酔というのは、お薬で眠らせることで痛みをコントロールし、手術中に動かないよう徹底した安全管理下で行われる麻酔法です。そのため治療中に痛みを感じることなく、無意識のまま乳房縮小の手術は終了します。
無意識のままだよより怖いと思われる方もいるかもしれませんが、全身麻酔というのは非常に安全な麻酔法ですので心配の必要はありません。

乳房縮小のリスクと問題点

乳房縮小には美容整形手術と違いいくつかのリスク、問題点があります。ここでは乳房縮小で起こりうる問題点についてご説明します。

  • 皮膚の壊死
  • 目立つ傷跡
  • 血腫
  • 左右差

皮膚の壊死

乳房縮小の手術のリスクとしてあまり目立った表現をされているクリニックはありませんが、実は部分的な皮膚の壊死というのはけっこうな頻度で起こります。その理由はやはり広範囲に切除を行うことによって生じる血流不全によるもの。これまで隅々まで行き渡って血流が組織の切除や腫れなどによって大きく遮断さることによって生じるリスクです。
もちろん、狭い範囲の皮膚の壊死であれば問題ありませんが、状態によっては広範囲に及ぶ可能性があるため乳房縮小は専門性の高い美容外科で治療を受けることが重要です。

血腫

血腫はどんな手術で避けることのできないリスクの一つ。特に乳房縮小ともなると乳腺や脂肪組織ですので元々が血管が豊富な部分を切除するためそのリスクはさらに高くなるものです。通常、ある程度の出血を想定するため術後はドレーンを1、2日程度留置するのが一般的ですし、そのほうが万一の際の回復も早いため留置することをお勧めします。
ですので無理に仕事を入れるなどは避けるよう術後のダウンタイムには十分注意しましょう。

さらに詳しい乳房縮小のリスク

乳房縮小の費用の相場

乳房縮小を受けようと考えている方にとってやはり気になるのが治療費用のこと。実際にどれくらいの費用がかかるんだろう。ホームページにある費用で本当に受けることができるの? 費用の相場って一体どれくらいなのなど、乳房縮小の費用の相場についてお答えします。

乳房縮小の費用の相場ですが、100から160万円というのが平均的な相場です。
どうしてそれくらいの費用がかかるのか?それはやはり手術そのものが二重まぶたの手術のようにメジャーではないということ、医師の技術や医療設備が一定の基準以上でないと難しいということ。さらには手術時間が4時間近くかかるということを考えるとやはりこの金額が相場と考えることが良いでしょう。
もちろん、それ以上に高額な美容外科もあるでしょうし、低価格の美容外科もあるとは思います。

クリニックの選び方

乳房縮小を行なっているクリニックは決して多くはありません。また、行っていたとしてもホームページに治療法などの紹介がないクリニックも少なくありませんのでクリニック選びは意外に大変です。
クリニック選びの基準ですが、ホームページに具体的な治療法の紹介があるか、料金は明確か、10年以上美容外科医として実績があるか、美容外科学会の専門医を取得しているかなどを参考にしましょう。

安心して乳房縮小の治療を受けることのできる美容外科

乳房縮小に関するご質問

Q&A

ここでは乳房縮小に関するさまざまな疑問・質問にお答えします。

傷はどこにできるんですか?目立ちますか?
傷はその方の胸の大きさ、仕上がりのサイズや形状によって違いますが、基本的には乳輪周囲を囲うように切開線ができ、さらに乳房真下に向かって逆T字型に切開線が及ぶ場合があります。傷跡は目立つことのなよう丁寧に縫合しますが、傷が消えるわけではありません。ただし、傷跡以上に得られる満足度は非常に高いのが乳房縮小の特徴の一つです。
バストトップの位置は上がりますか?
バストトップの位置を希望の通りに仕上げることは可能です。
腕の挙上や可動域に制限は出てしまいませんか?
一時的に腕の挙上に影響を及ぼす可能性はありますが、基本的には乳腺、脂肪組織の除去だけですの筋肉への影響はありませんので可能性としては極めて低いをお考え下さい。
乳輪の大きさも乳房の大きさに合わせて小さくすることはできますか?
もちろん可能です。乳房縮小は乳輪周囲を切開しますので、乳輪を小さくすることも可能です。
胸を小さくすることで、皮膚が萎んだようになりませんか?
乳房縮小は乳腺、脂肪を切除すると同時にサイズダウンした量の皮膚も切除しますので、皮膚が萎んだりたるみを生じることはありません。