目の下のクマ
電車の窓に写って見える自分の顔に”ハッ”としたことありませんか。私ってこんなに目の下のクマ酷かった?って。毎日鏡を見ていても見慣れてしまったことで目の下のクマにそこまで酷いと実感していない人も多い。
普段使いの鏡などは、目の下のクマを隠してキレイに写ってしまうことも少なくありません。目の下にできてしまったクマを現実に受け入れ、積極的なケアすることをお勧めします。
ここでは目の下のクマの原因から対処・治療法から普段気をつけることなく詳しくご紹介します。
目の下のクマ
目の下でできてしまったダークスポットは
クマの種類
目の下のクマと言っても大きく分けると2つのタイプのクマに分けることができます。それが色グマ、影グマという種類のクマです。
色グマ
色グマというのは、立体的な問題を起こしていない、皮膚そのものは平で色味だけの問題を引き起こしている目の下のクマのこと。
青グマ
青っぽい、黒っぽい色のクマです。原因は皮膚(真皮)の薄さにある。真皮が薄いことによってコラーゲン線維が少なく、ヒアルロン酸量も少ない。そのため皮膚の下にある眼輪筋の色が透けて見えてしまい青っぽく、黒っぽく見えてしまう厄介な目の下のクマです。
原因皮膚が薄い(真皮層)
主な治療線維芽細胞注入療法
茶グマ
原因色素沈着・シミ・くすみ
主な治療シミ取りレーザー 線維芽細胞注入療法
影グマ
影グマ
原因眼窩脂肪の突出
主な治療下眼瞼脱脂 ヒアルロン酸注射
たるみグマ
原因皮膚のたるみ
主な治療下眼瞼切開 ヒアルロン酸注射
クマの治療法
目の下に出来てしまったクマのタイプ別治療法をご紹介します。
青グマ
青グマというのは、目の下の皮膚が非常に薄いことが根本的な原因、皮膚が薄いことによって、皮下の眼輪筋の色が透けるように見えてしまうため青っぽっく、人によって黒っぽく見えてしまう厄介な目の下のクマ。たるみなど立体的な変化がないためメイクで容易に隠すことができる。
- 色が青みがかっている
- 立体的な変化はない
- メイクで隠せる
- 目の下の皮膚が薄い
青グマは皮膚が薄いため皮膚を厚くするか、眼輪筋の色を良くすれば基本的には解消できます。そのため温めることで血行をよくすれば改善しますし、マッサージなどでも一定期間効果が認められています。
- 暖めて血行を改善する
- エステ・セルフマッサージが効果的
- メイクで隠す
- 肌の再生医療をチャレンジする
肌の再生医療というのは「線維芽細胞注入療法」のこと。線維芽細胞というのは真皮中のコラーゲンやヒアルロン酸を作り出してくれる肌細胞。再生医療で線維芽細胞を大量に増やして、目の下に移植することによって皮膚が肥厚化し、眼輪筋の色の透け感が良くなり、目の下のクマが改善します。
茶グマ
茶グマというのは、皮膚の表面、角質層にメラニンが蓄積・沈着してしまった状態で、しみ、くすみが目の下、広範囲に広がってしまっている状態です。メイクによる肌荒れ、皮膚炎等によって悪化しやすい。
- シミ・くすみがひどい状態
- 膨らみやたるみなど立体的な変化はない
- メイクで隠せる
- 日によって色の濃さが変化する
基本的には色素沈着ですので、美白治療をすることで高い満足度を得ることができます。メイクで隠せますが、ファンデーションでは難しく、コンシーラーのようなシミをカバーできる粘度の高いアイテムが必要です。しかし、コンシーラーだとメイク崩れを起こしやすく、ファンデーションがよれてしまいますので、積極的な美白治療をお勧めします。
- レーザーでシミ・くすみを改善
- メイクで隠す
- 積極的に真皮を治療する
- 肌の再生医療をチャレンジする
多くの美容クリニックでは未だにシミは角質層を積極的に治療していますが、シミと真皮層との関係性が指摘され最近の報告ではシミ治療に対し積極的な真皮の治療を推奨するという論文も増えてきています。そのため真皮を治療できる肌の再生医療は今後のシミ治療、シミの予防に大きな効果が期待されています。
影グマ
下眼瞼脱脂
下眼瞼脱脂