下眼瞼切開

下眼瞼切開

目の下

年々感じるお肌の衰え、特に目元の老化に悩んでいませんか。ハリのない肌、深くなったシワ、確実に増えたシワ。そんな老いた素肌を何とかしたい。あなたのその想い美容整形で積極的に治療しませんか。
老化してしまった、弛んでしまった肌は一度リセットしなければ改善させることはできません。そのリセットをするのが『下眼瞼切開』なんです。
下眼瞼切開はレーザー治療やスキンケアとは違い、一瞬にして弛んだ皮膚を引き上げることができます。手術でたるみをその場で取ってしまいますからその効果は絶大です。
ここではそんな下眼瞼切開の真実に迫っていきます。

下眼瞼切開

下眼瞼切開とは、弛んでしまった目の下の皮膚を切り取って、以前のような弛みの無かった素肌に戻す、リセットする目の下の若返り手術です。
まつ毛の直下、目頭側から目尻の外側まで切開し、弛んでしまった分だけの皮膚や眼輪筋などを切除します。さらに弛みが強い場合は、目尻側の眼輪筋に糸をかけ、眼窩部の骨(骨膜)に縫い付けてしっかりと引き上げて固定することでリフトアップ効果を引き出します。

下眼瞼切開でできること

下眼瞼切開でできることは、目の下の皮膚のたるみ取りです。たるみを一気に引き上げるため10歳上の若返り効果が期待できる場合が多いです。

  • 目の下のたるみ取り
  • 肌のハリ、弾力の改善
  • 目の下のクマの改善
  • 小皺、深いしわの改善 など

下眼瞼切開の方法

下眼瞼切開の手術方法についてご紹介します。ここでは標準的な下眼瞼切開(眼輪筋骨膜固定を含む)の実際の治療法についてご紹介しましょう。

1.デザイン
デザインというのは皮膚にメスを入れる場所、皮膚の剥離範囲、眼窩脂肪の場所などを細かく正確に描きます。

2.局所麻酔
下まぶた全体に局所麻酔の注射を打ちます。手術の痛みというのはこの麻酔の注射の痛みのことです。麻酔が効いてしまえば痛みを感じることはありません。
麻酔の注射の痛みが心配な方は静脈麻酔やリラックス麻酔(吸入麻酔)を併用することで麻酔の痛みをかなり抑えることができますので利用するのもよろしいかと思います。

3.皮膚の切開
麻酔の効果が現れている事を確認し、皮膚を切開していきます。そうして皮膚を剥離し、皮膚と眼輪筋とを丁寧に分けます。
次に眼窩脂肪を露出させます。

4.眼輪筋・眼窩脂肪の処理
目の下の膨らみが強い場合は、眼窩脂肪を適量取り除きます。眼輪筋のたるみが酷い場合は一部の眼輪筋も切除して取り除きます。

5.眼輪筋の固定
たるみが酷い場合や、そのまま皮膚を固定した場合に外反(あっかんべーの状態)になる可能性のある場合、眼輪筋に糸をかけ、目尻側の眼窩骨部分に引き上げて固定します。固定をするかしないかは状態で判断します。

[糸で固定した後に目を開けて口を大きく開ける動作を医師から言われます。それは眼輪筋の引き上げが強すぎる場合、口を開けた時、同時に目の下の皮膚まで動いてしまうことがあるため、そのような動きにならないよう確認しています。

眼窩骨部分に糸をかける時に痛みを感じる場合がありますので部分的に局所麻酔を注射します。その際、痛みを感じますがすぐに痛みは消えますので安心して下さい。]

6.皮膚の切除
眼輪筋までのリフトアップが終わったら最後に弛んだ皮膚の切除です。少し引き上げて適量の皮膚をトリミングしながら切り取ります。

7.切開部の縫合
左右差、目や口の動き、リフトアップ効果を確認し問題がなければ傷を縫合して下眼瞼切開を終了します。

下眼瞼切開の手術時間

120分(両側)

下眼瞼切開の麻酔

下眼瞼切開の標準的な麻酔方法は「局所麻酔」です。
痛みに対し不安な方や心配な方は、静脈麻酔やリラックス麻酔(吸入麻酔)を併用することで手術中の痛みや不安を大幅に軽減できるので、痛みに対し不安な方にはお勧めです。

術後の経過

下眼瞼切開の術後の状態、仕上がりまでの経過についてご紹介しましょう。

まず術直後の状態ですが、腫れていますがピークの腫れとは違います。目の下に糸が十数本縫合されているのが痛々しいです。また、肌色のテープを目の下全体に貼るクリニックが多いでしょう。
テープを貼る目的は、腫れを少しでも留めることと、内出血を予防する目的です。テープは1週間は貼ったままです。(クリニックによっては3〜4日で剥がすところもあります。)
抜糸は1週間後で、2週間程度でほぼ仕上がりの状態に近づいています。傷の赤みを除いて。

(腫れ・内出血)
腫れのピークは翌日で、強い腫れが3〜4日続き、その後少しずつ腫れが引いてきます。7日の抜糸の頃には7〜8割の腫れが落ち着いていると考えて良いでしょう。
内出血はほとんどの方に見られる症状です。早い方で3〜4日、遅い方でも5〜7日で消失しますのでご安心ください。

(痛み)
術後の痛みはほとんどありません。内服で十分止めることができます。

(日常生活の注意点)
入浴は翌日以降、当日はシャワーのみです。
洗顔や洗髪も翌日からは普通に可能です。

(術後の通院)
下眼瞼切開の術後の通院ですが、翌日・7日後・1〜3ヶ月後の3〜4回というのが一般的です。
術後の検診ですが、問題ないからと言って通院しない方もいるのですが、最終確認までは素人判断せずに必ず医師の診察を受けましょう。

(仕上がり)
完全な仕上がりというのは3〜4ヶ月後です。傷の赤みが落ち着くにはそれくらいの日にちがかかることもあります。ただ、見た目の仕上がりであれば2週間程度と考えて良いでしょう。傷の赤みはファンデーションで隠せますのでご安心を。

下眼瞼切開のリスクと問題点

下眼瞼切開で一番問題となるのは、皮膚の過剰な切開、それと眼輪筋の骨膜固定位置のズレ、そうして外反です。外反というのは下瞼が反り返り、あっかんべーの状態になっていること。その原因は過剰な皮膚の切除や眼輪筋の固定ミス、組織の癒着が正しい位置でできなかったなどが挙げられます。いずれも個人差の問題ではなく医師の技術ミスと言えるでしょう。また、外反は修正が非常に厄介なことも。十分注意しなければいけません。
[経験上ですが、経験の浅い未熟な医師、経験豊富な熟練の医師の場合、外反はほとんど起こしません。中途半端な経験の医師で多いと感じています。]

・左右差     ・効果が少ない   ・外反
・傷跡が目立つ  ・もともとあった膨らみの下のおかしな線ができた
・膨らみが取れていない   ・凹みができてしまった
・目尻側の白目が腫れている  ・目が小さくなっちゃった など

下眼瞼切開にはこのようにいくつものリスクは潜んでいます。だからと言ってこれらのリスクが多くの方に起こるわけではありませんし、その確率は医者の技術経験で大きく違ってくるものです。

下眼瞼切開の費用

下眼瞼切開の費用の相場は、30〜40万円です。眼窩脂肪の処理や眼輪筋の骨膜固定について別途費用を設定しているところもありますので事前に確認しておきましょう。

下眼瞼切開  : 30〜40万円

費用相場からかけ離れたクリニックなどはやはり注意が必要です。また、手術費用には、麻酔費用が含まれるのか、万一の再手術の場合の費用は無料でできるのかなども手術を申込む前に確認しておきましょう。
ホームページの料金表を参考にし、実際のカウンセリング後に提示された料金に大きな差があった場合、そのクリニックは要注意です。すぐに申し込むことはせず、慎重に考えましょう。

下眼瞼切開に関するご質問

Q&A

Q:傷跡が心配です。消えることはないにしてもどの程度目立たなくなるものですか?

下眼瞼切開の傷跡ですが、個人差はあると言ってもほとんどの場合、数ヶ月を過ぎるとほとんど目立ちません。私たちもこれまでかなりの数の下眼瞼切開を受けた方の傷を見てきましたが、全くわからないという方もいるほど傷跡は目立たないものです。

Q:術後の状態が不自然だったというのをネットや口コミで見かけます。そのようなトラブルは実際に起こりうることなんでしょうか?

そうなんです。実際に不自然な仕上がりであったり、いかにも引き上げましたってわかりやすいくらい引き上げすぎて不自然な方も一定数いるようです。それらはすべて医者の技術的な問題。理由は実は単純で、引き上げすぎ、皮膚の切りすぎ、眼輪筋の固定位置がずれているなどです。
普通は起こしませんし、選んだクリニックがまずかったとしか言いようがありません。

Q:手術の痛みはどれくらいですか?ずっと続くんですか?

下眼瞼切開の手術の痛みというのは、最初の麻酔の注射の痛みだけです。麻酔が効いてからは痛みを感じるということはありません。ただし、眼輪筋を骨膜に固定する時に一瞬痛みを感じる可能性がありますので痛みを感じたらすぐに言いましょう。麻酔を追加してくれますし、追加によって痛みは無くなります。

下眼瞼切開の術後に痛みを感じるということはありません。もともと痛みが持続するようなことはありませんし、クリニックから処方される内服薬で十分効果があります。

クリニック選びのポイント

下眼瞼切開を受ける上でのクリニックの選び方ですが、まずは複数のクリニックにカウンセリングに行きましょう。いくつもクリニックに周れば医師の対応や説明の内容で頼れるか、頼れないか一定の判断はできるもの。
もう一つのポイントは大手の美容外科ではなく、個人のクリニックの方が医師の対応は丁寧です。流作業的な扱いではなく細かく丁寧に対応してくれますのでより信頼度は増すでしょう。

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