【円形脱毛症⑥】円形脱毛発見から1か月後の経過報告
第六話 円形脱毛発見から1か月後の経過報告
あれからプロジンを使い続け、ステロイド注射も打った後の経過を報告したいと思う。
まず右側前部の巨大なクレーター禿は、うっすらと産毛が生えてきたようにも思える。
これは非常にうれしい、というか産毛を見つけた時には、飛び跳ねるくらいに喜んだ。
心の中ではもう一生この脱毛と付き合うのかとか、このままどんどん広がっていくのではと、ふろ場に落ちる髪の毛をみながら考えたものだ。
ただ、産毛が生えるということは、真っ暗闇の中で一筋の光を見た感じで、近年まれにみる喜びと言い換えてもいい。
これは体験した人じゃないとわからないだろう。
しかし、まだ安心はできない、頭皮全体に脱毛部位があるのだけど、正直生えている部分と生えていない部分があり、これが少し気がかりなのだ。
最大の部位はだいたい直径5センチくらいのツルリとした禿の部分に、周囲1センチ程度の円形状に産毛が生え、それ以外はまだ完全にツルツルな状態なのだ。
明らかに改善傾向はあるのだけど、まだ油断はできない。
何せ脱毛してしまった根本理由はまだわからない、ストレスなのか食生活なのか、年齢によるものなのか・・・
こうして治療をしてもそれを見つけ改善しなければ、再び同じ脱毛に悩まされることになる。
これからはこの治療を継続しつつ、心の状態を安定させ、ストレスを軽減させ、じっくりと原因は何だったのか考えてゆきたいと思う。
そしてもう一つ気になるのが、クリニックで教えてもらった右後頭部にある進行中の部位。
ここはプロジンを塗布するのが異様に難しい。
何せ地肌がもろに見えていてツルツルなので、液体を塗布しても滑り落ちて流れてしまう上に、後頭部なので治部からはよく見えないのだ。
ガーゼに含んで抑えているにも限界はある。
う~む、、、という感じか。
まぁなんとかなるか、、、と、いつもなら割り切るのだが、さすがに見た目・見栄えに影響する脱毛症だけはなんとかしたいから、焦る気持ちは隠せない。
次回先生に教えてもらおうかのう。
しかし改善の兆しは見え、晴れ晴れしい気持ちで今日は眠れそうだ。【円形脱毛症①】円形脱毛症が見つかった日