【円形脱毛症⑤】円形脱毛症に対してステロイド注射を打つ
いよいよ頭皮に直接注射を打つ治療を開始する日になった。
朝は少し緊張したが、これで円形脱毛症が改善するならという期待との天秤で、心はぐらぐら揺れている。
自宅から電車にのり30分。
美容外科の扉をくぐった。
清潔感のある受付。
年齢不詳の美しい受付の女性に誘導され、診察室1という部屋へ通された。
まずは看護師さんが頭皮を消毒。
まぁ当然といえば当然だ、しかしこのアルコールのにおいがどうも苦手だ。
これは誰でも当てはまるのかもしれないが、歯科医に行くと匂ってくるあの独特の空気感と臭い。
それをこの注射の前にも感じるのだ。
しばらくするとこれまたとても美しい女医さんが表れて、今回の治療について説明をしてくれ、また緊張する自分の気持ちを察したのか、軽い雑談を挟んでくれた。
美容外科に勤務する人は、なぜみなこうも美人なのだろうか・・・。
まさか女医さんが注射を打ってくれるとは思っていなかったので、急に頭皮のふけや脂があるかと恥ずかしくなった。
今日は早朝と出かける前の2回風呂に入り、頭もしっかり洗ったので、問題はないはずだが・・・。
さて、いよいよ注入開始だ。
まず最初は大きなクレーター部分から。
きわめて極細の針らしく、痛みはそれほどなかった。
頭皮もぐさっとさすわけではなく、ほんの「0.数ミリ」程度の深度で打つのだろう。
すごい技術だと思った。
線維芽細胞やヒアルロン酸などは、注入時に液体が体内に張り込む際、けっこうな痛みがあるのだが、今回の注射はそんなことはなかった。
おそらくそれ程大量の液体を注入するわけじゃないからだろうか。
とはいえ、ぷすっ、ぷすっと打ち、回数が増えるごとにだんだん痛みが増してきた。
一休みして別の場所、、、そしてまた別の場所、、、。
これはあくまでも個人的な感想かもしれないが、耳の近く、髪の毛の生え際などは、頭頂部と違いけた違いに痛くなる。
一瞬背中に汗をかく瞬間もあったが、まぁ禿を治すためならばと我慢した。
きっと神経が集中しているのかもしれない。
頭皮全体にまんべんなく打ち、消毒をし、すべて終わったのが30分くらい。
思うほど時間はかからなかったが、痛みもそれなりにあったので、ほっとしたというのが本音だ。
その後は再度医師の話を聞いて、一応2週間後くらいに経過観察をしたいということなので、その際再びクリニックにお邪魔することにした。
これから円形脱毛症治療をしたいと考えている人には朗報だが、この注射による治療は、保険が使える。
円形脱毛症というのは病なので、保険が適用されるのだ。
これは実に大きい。
次回のエントリーは注射後の感想、2週間後について書いてみたい。