肌の再生医療
肌のハリ・弾力がなくなってきた。ツヤ感、透明感も少しずつ衰えてきた。このような肌の症状は誰もが抱える肌の衰えの証。いつまでも若々しい肌でいたいと思っていても、肌は現実に日に日に衰えてしまいます。
コラーゲンやヒアルロン酸、抗酸化に良いと思われるサプリを摂取しても衰えそのものに変化はありません。
そこでもう一度考えて欲しいのは、肌にとって本当に必要なもの、必要なケアはなんなのかということ。正しい知識を持つこと、それを正しく実践することが肌を若返らせたいあなたにとって一番大切なことなのです。
肌の再生医療
肌を若返らせることとして多くの方が思い描くのが、化粧品やエステティックなどのセルフケア。美容外科でのフェイスリフト、美容皮膚科でのヒアルロン酸注射、ボトックスやレーザー治療なのではありませんか。
実はここに肌を若返らせる考え方に大きな間違いがあるんです。
もちろん、フェイスリフトやヒアルロン酸注射、ボトックスなどはたるみを解消したり、シワを消してくれるなどの効果を実感することができます。しかし、肌そのものはどうなのでしょうか。残念ながら肌そのものは若返っていません。フェイスリフトでたるみを解消してもそれはあくまで余分な皮膚や筋肉などを取り除くだけ。ヒアルロン酸などはシワという皮膚の溝を薬で埋めてシワを消しただけのこと。
これらはすべてたるみやシワという老化した肌の症状を解消しただけに過ぎません。肌そのものは何も変わっていないのが今の若返り、これまでの若返りの治療なのです。もちろん、これらの治療というのは見た目を速やかに若返らせてくれるので非常に効果的で十分に満足のいく結果を得ることができるでしょう。
しかし、どうでしょう。肌は老いたまま。たるみは解消してもハリや弾力、ツヤ感は変わらないのです。また、フェイスリフトのようなアクティブな治療を受けるというのは相当な覚悟も必要です。見た目の若返りも大切ですが、もっと重要なのは肌の本質、肌そのものを若返らせることではないでしょうか。それを叶えるために知って欲しいのが肌の層に応じた適切なスキンケアなのです。
肌を若返らせるということ
「肌を若返らせる」それには2つの考え方を持つことがポイント。
それは“見た目”を若返らせること。もう一つは“肌そのもの”の若返らせるということです。ここが一番重要なことなのです。「肌そのものが若返れば、見た目も若返るのでは?」と思われがちですが、肌そのものの若返りと見た目の若返りとは少し違ってくるのです。なぜなら見た目の老化というのは肌だけが影響しているのではないのです。
加齢による顔の変化には3つのポイントがあります。
それは「骨・脂肪・皮膚」の3つの層。これら3つの層がそれぞれ痩せてしまうことで見た目の老いがより強く感じてしまうのです。まずは骨(骨痩せ)からご説明します。
骨というのは一生涯変わらない、変化しないと思われがちですが、加齢による骨再生の遅れ、骨粗しょうなどによって骨そのものも痩せてしまうのです。それによってこめかみが凹んだように見えてしまったり、頬や顎の周囲についてはコケやたるみとして現れてしまいます。
次に脂肪です。
脂肪というのは皮下組織として真皮層の直下にあるのですが、加齢によって減少し皮膚痩せてしまうのです。皮下組織の脂肪が減少するとシワが深くなったり、頬がこけたり、ほうれい線やマリオネットラインなどが出来やすくなったり、より進行するとさらに深い影が出来てしまいます。
そうして皮膚の痩せです。これが皆さんの考えている肌の老化ということでしょう。
肌の痩せというのは、真皮層のコラーゲンやヒアルロン酸が減少することで皮膚そのものが薄くなってしまうことによってシワやたるみとして出てしまいます。当然、肌が老化するとハリや弾力、ツヤ感、潤いなども衰えてしまいます。皮膚そのものの老化というのはシワには大きな影響を与えますが、たるみなどの立体的な変化とはとは違い、ツヤ感や弾力・潤いなどとした症状を引き起こしてしまうのです。
このように老化というのは、「骨・脂肪・皮膚」それぞれが変化することによってさまざまな老化症状が出現してしまうのです。そのためそれぞれに対し適切な対策、治療が必要となることを知っておいて下さい。
肌を若返らせるということは骨、脂肪の痩せを治療する見た目の若返りを目的とするのか、肌そのものを若返らせることによって若見せするのか、それともすべてを解消させることによる若返りを目指すのかということを考えることが重要なのです。
肌を若返らせることの意味・大切さ
肌へのハリ・潤い・弾力を取り戻すのは、フェイスリフトやヒアルロン酸注射ではありません。
大切なのは衰えた肌そのものを若返らせること。肌から失われたコラーゲンやヒアルロン酸を取り戻すことが老化した肌を若返らせることができる根本的な解決法なのです。
それを叶えるのが肌の再生医療による素肌の若返り治療なのです。
ヒアルロン酸注射やサプリメントで増えることはありませんし、ヒアルロン酸注射やボトックスなどは見た目は若返ったように見えますが、実際には肌が若返っている訳ではありません。
大切なのは肌のコラーゲンやヒアルロン酸をあなた自身の肌細胞に作らせること。紫外線や加齢によって減少してしまった肌細胞は再生医療でしか増やせません。
肌細胞そのものを直接増やすことが肌の本質的な若返りであり、肌細胞が増えることでお肌の中のコラーゲンやヒアルロン酸を増やすことができるのです。
- 肌細胞そのものを直接増やす
- 今ある肌細胞の働きを活発にする
肌細胞を直接増やす肌の再生医療
肌の細胞の数は決まっています。レーザー治療やスキンケアなどでどれだけケアしても細胞の数が増えるということはありません。しかし、肌の再生医療を利用すれば肌の細胞の数を増やすことができるんです。
線維芽細胞注入療法
線維芽細胞注入療法というのは、第二種再生医療に該当する最先端の治療技術の一つで、肌を若返らせる効果が認められています。どんな治療かというと、
まず始めに耳の裏側から数ミリの皮膚を採取します。(お口の中の口腔粘膜を利用する場合もあります。)そうして採取した皮膚片の中にある線維芽細胞という肌細胞を抽出し、細胞培養という特別な技術を使って抽出した線維芽細胞を数百万倍にまで増殖させ肌に戻す治療です。
肌に戻された培養線維芽細胞は活発に働き始め、真皮の中でコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンといった衰えた肌が失った大切な物質を作り出してくれるのです。これまでの治療は線維芽細胞を活性化させることで肌のコラーゲンやヒアルロン酸を増やしていたのですが、線維芽細胞注入療法は肌細胞を直接的に増やすことができる唯一の治療法で非常に生理的な肌の若返り効果が期待できる特別なスキンケアなのです。
線維芽細胞注入療法の効果
肌細胞の動きを活発にする肌の再生医療
今、眠っている肌細胞「線維芽細胞」を刺激し、目覚めさせることが肌の若返りの大切なポイント。肌の再生医療『PRP』は眠っている線維芽細胞に働きかけ、眠気を一気に覚まして全力でコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを作り出させることで肌を若返らせることができます。
PRP
PRPとは、PRP(Platelet Rich Plasma)のことで、多血小板血漿療法のことを言います。自分自身の血液から抽出した「多血小板血漿(PRP)」を、肌に注射するお肌の若返りのための再生医療です。 PRP(多血小板血漿)療法は、その名の通り、血小板が豊富に含まれた成分を用いた治療法で、 血小板の機能を活用した再生医療です。