美容整形は恥ずかしい? 男性でも普通にエラ削りを受ける時代に
美容整形は恥ずかしい?
国によって、また性別によって大きくとらえ方、受け止め方は変わるようだ。
例えば整形大国といわれる韓国、お隣の中国などでは、美容整形はセレブリティーの証として、あえて治療したことを見せるようなパフォーマンスをとるのが通例だ。
堂々と美容整形の履歴や治療痕をユーチューブにアップする方もいたりして、同じアジアの日本とはずいぶんと温度差があることを知らされる。
温度差といえば男女間でも異なるだろう。
これまで美容整形というと女性が行うものという固定概念が多かった。
二重まぶた治療にしろ、脂肪吸引治療にしろ、輪郭形成、ヒアルロン酸、ボトックス・・・ETC。
たしかに広告でも女性をターゲットにしたものが多い。
しかし、ここ最近男性の美容整形がとても増えているという。
そして、その特徴として女性よりも大胆に、より大がかりな治療が必要なものを選ぶ傾向にあるという。
1例をあげると骨切施術。
鼻の骨、あごの骨、エラ削りなど、主に印象に影響する部位が多い。
女性の場合には、顔の印象が大きく変わると、周囲への対応が不安だという声があるものの、男性はその点かなり大胆だ。
かく言う私もあご削り・輪郭形成を受けた一人。
小さいころから顎のラインがぼんやりしていて、外人のシャープな下あごのラインを見るたびに自己嫌悪していた。
男性は勘違いしやすく、自己都合で物事を見る傾向がある。
例えば自分が多少不細工でも、女性は顔で男性を選ばない、性格と経済力があればカバーできるなど、都合の良いようにとらえてしまう。
これは裏を返せば弱さの表れで、本来は容姿も経済力も性格もそろっていれば最高なのにという感情の表れでもある。
現代の人は、非常に現実的で打算的で、何かに頼ることをしない。
自分の身は自分で守る術を知っており、会社は自分を守ってくれない、これは大人にも社会にも言えることと理解している。
自分の容姿にもお金をかけ、自己投資に余念がない。
そういう意味では、団塊世代、バブル世代よりはるかに強い感情と精神を持っていると言えよう。
私は団塊ジュニア世代だが、早くに両親を亡くし、だれにもすがらず一人で生きてきた自負がある。
それゆえ、自己投資もするし、自己の容姿が他社に与える影響力をよく理解しているつもりだ。
だからこそ、大きな手術に踏み切ったのだ。
手術金額はそれなりに高い。
ただ、本当の名医など日本に数人しかいないし、一生に一度の事でお金をけちり、ミスなどしたら目も当てられない。
しっかりとした情報源から信頼できる医師を紹介してもらい、治療に踏み切ったのだ。
こうした理由から昨今は若い男性を中心に、新感覚を持った30代、40代の男性が美容整形を選考している。