目尻外角靭帯移動
タレ目にしたい、ツリ目にしたい。あなたの想う理想の目元は『目尻外角靭帯移動術』で叶えませんか。美しくなりたいという思いは思っているだけでは叶えられません。もちろんメイクで表現するということも一つの方法ですが、元々の土台が整っていなければメイク映えする目元になることはできません。
理想の目元、アイラインを手に入れるために目元の印象を土台から変える、それが目元の美容整形です。『目尻外角靭帯移動術』はこれまでの二重まぶたの整形とは違い、目尻の位置そのものを変える画期的で先進的な治療です。
まずは目尻外角靭帯移動術について知ることから始めてみませんか。あなたの想う美しさを叶えるのは美容整形がもっとも相応しいことなんです。
目尻外角靭帯移動とは、目の外側、目尻の高さの位置を変えることによって、目元をタレ目や吊り目といった印象にかえる目の整形手術の一つです。
目尻切開は外側に広げることで目を大きく変化させることができましたが、目尻の高さを調整することはできません。
しかし、目尻外角靭帯移動は目尻の角の高さに変化を加えることができるのでこれまでの目元の整形とは違いさらに変化を加えることができるのが大きなポイントです。
目尻外角靭帯移動でできること
目尻外角靭帯移動は、目尻の角の位置を高くしたり、低くすることでタレ目や吊り目といった印象に変えることができます。
- タレ目にする
- 吊り目にする
目尻の下側から外側にかけて1㎝程度切開して、奥深くに進み目尻側にある靭帯(外眼角靭帯)を露出させます。
次に眼輪筋を骨から丁寧に剥がして靭帯の位置を速やかに、自然に移動できるよう調整します。
外眼角靭帯に切開を加え切り離し、希望する仕上がりの目の形、目尻の高さの位置で骨に結びつけて固定します。
左右の位置を調整し、問題ないことが確認できたら傷を縫合して目尻外角靭帯移動を終了します。
目尻外角靭帯移動
90分(両側)
局所麻酔でも対応は不可能ではありませんが、静脈麻酔、ラリンゲルマスク麻酔を併用することが推奨されています。
術後は強い腫れが出てしまいます。骨と眼輪筋を剥がしてしまうためです。翌日から4、5日は強い腫れを感じるでしょう。その後少しずつ回復し、1週間程度で6割程度の腫れが落ち着きますが、おおむね10日程度人前に出るのはメガネ等を利用した方が良いでしょう。
状態によってはドレーンと言って血腫を予防するための細い管を挿入する場合があります。
(腫れ)個人差はありますが、酷い腫れが5日程度、1〜2週間程度はむくみ程度の腫れが持続します。
(痛み)術後2、3日は痛みを感じる場合がありますが、内服で痛みは抑えることができます。
(内出血)5日程度で消失します。ただし、結膜(白目部分)に内出血が出てしまった場合は消えるまでに1〜2週間かかることがあります。
(通院)翌日・7日後・1もしくは3ヶ月
(日常生活)当日の入浴は避けましょう。シャワーは可能です。洗顔やメイクなどは基本的には患部を濡らさなければ翌日から可能です。
(仕上がり)外眼角靭帯移動の仕上がりは3〜6ヶ月ですが、1ヶ月の状態が見た目の仕上がりと考えて良いでしょう。”
外眼角靭帯移動術における比較的多い問題は左右差です。もともと左右差がある場合はそれを考慮して治療しますが、若干の後戻りなどで左右差が出てしまうことがあります。気になる場合は修正手術で調整することができます。
修正時期については状態にもよりますが3〜6ヶ月以降が望ましいでしょう。
・左右差 ・効果が少ない ・過矯正
・糸の露出 ・血腫 ・感染
・瘢痕(傷跡が目立つ) など
目尻外角靭帯移動術の費用
目尻外角靭帯移動術の費用ですが、保険外での治療ですからクリニックによって費用に大きな差が生じます。ここでは平均的な目尻外角靭帯移動術の費用の相場をご紹介します。
目尻外角靭帯移動術 40〜50万円
その他、全身麻酔やラリンゲルマスク麻酔費用等で別途10〜15万円程度の費用が発生すると考えられます。
Q:目尻外角靭帯移動は切開する範囲が狭いので腫れが少ないと聞いたんですが、それは本当でしょうか?
いいえ、それは大きな間違いです。もちろん腫れについては個人差があります。しかし、目尻外角靭帯移動術は皮膚の切開は1センチ程度ですが、眼輪筋と骨との癒着を剥がすという工程がありますので強い腫れを引き起こす手術と考えて良いでしょう。
この手術において腫れが少ないと言う医師は、手術の経験が無いか、適当な返答をしていると疑った方が良いでしょう。
Q:術後の違和感ってどんなことを感じるんですか?
外眼角靭帯移動の違和感というのは多くの場合、「ツッパリ感」を感じてしまうと言うことです。もちろん個人差はありますが、靭帯を骨に固定する影響で感じる違和感です。早い方で1〜2週間、長い方で概ね1ヶ月程度で違和感を感じなくなります。
Q:傷跡が心配です。目尻の傷は目立ちませんか?
目尻の傷というのは多くのケースで目立ちません。目尻外眼角移動術の場合、切開する範囲も1センチ程度ですので傷跡が気になるということはほとんどないと考えて良いでしょう。
意外と思われる方が多いのですが、目尻切開について形成外科専門医でもあまり手がけたことのない医師が多いんです。実際に外眼角靭帯の位置や骨との癒着状態など詳しく把握している医師の方が少ないといって良いくらい。
そのため目尻切開をどの程度手がけきたのか、目尻切開を含めた治療実績がどれくらいあるのかということを確認するのもクリニック選びのポイントの一つです。
クリニック選びで形成外科専門医が安心という主張をしている美容クリニックも多いのですが、そのような専門医の資格を持っていても目尻については未経験という医師も少なくないということは知っておきましょう。