グラマラスライン
アーモンドアイと呼ばれるふっくらとした丸いフォームを持ちながらもスッと引き締まった目元、タレ目とは違う、タレ目がちな目元は、気品と女性らしい柔らかさをバランスよく保つ理想的なあなたを表現することができます。
そんな魅力のある目元、アーモンドアイに変わることができる瞼の美容整形”グラマラスライン”をご存知ですか。
タレ目がちな目元はアイメイクでも表現することはできますが、ベースとなる瞼そのものを美容整形で変化させることによってさらにメイク映えするアイラインを手に入れることができます。
ここではそんな魅力的なグラマラスラインについて詳しくご紹介しています。
グラマラスラインとは
グラマラスラインとは、目の外側、目尻側を下方向に下げて固定し、垂れ目がちな目元に変える瞼の整形手術の一つです。目尻側を少し下に下げることによって白眼の露出部分が増え、魅力的な目元、華やかな目元に変わることができます。
目尻を下側に下げることで、パッチリとした目がぷっくりと丸みのあるアーモンドアイになれるので人気の高い治療の一つです。
グラマラスラインでできること
グラマラスラインの手術でできること、それはタレ目がちな目元に変わるということ。タレ目とタレ目がちな目とでは大きく違います。グラマラスラインは、目尻側の白目の露出を増やせるため、大きな目に見せることができます。
- タレ目がちな目元になれる
- 目が大きくなる
- 黒目が大きくなった印象に変わる
実際の手術方法
グラマラスライン（下眼瞼下制術）の手術方法をご紹介します。
グラマラスラインには、結膜を切開してアプローチする方法と、皮膚を切開・切除してアプローチする方法の２つの術式があります。ここでは標準的な結膜からアプローチするグラマラスラインの方法についてご紹介します。
１.局所麻酔
切開する瞼の裏側、目の下全体に局所麻酔の注射を打ちます。麻酔の効果が現れると痛みを感じる心配はありません。問題は麻酔の注射です。注射は数十秒程度で終わりますが、痛みが心配な方、不安な方はリラックス麻酔（吸入麻酔）などの併用をお勧めします。
２.結膜の切開
麻酔の効果があることを確認したら、瞼の裏側、結膜を切開します。
３.CPFの確認
切開部分からさらに奥に進んでCPF（強い筋膜）の位置を確認します。
４.下制固定
結膜とCPFに糸を通して縫い縮めることで下まぶたを下げて（下制固定）
固定します。下まぶたを下げたことで結膜にあまりができてしまった場合、余分な結膜は切除します。
５.傷の縫合
結膜を縫合してグラマラスラインを終了します。
手術時間
60分（両側）
グラマラスラインの麻酔
標準麻酔は局所麻酔で対応できます。希望に応じて吸入麻酔・リラックス麻酔（笑気）や静脈麻酔、ラリンゲルマスク麻酔を併用することが可能です。
グラマラスラインの術後の経過
グラマラスライン（下眼瞼下制術）の術後の状態、仕上がりまでの経過について詳しくご紹介しましょう。
グラマラスラインは表面からアプローチする術式（皮膚を切る方法）と、結膜側からアプローチする術式（皮膚を切らない方法）の２つの方法があります。ここでは一般的に多い、皮膚を切らない方法についての経過をご紹介します。
まず、術直後ですが、麻酔が効いているため違和感がありますが、見た目としては垂れ下がった仕上がりに満足できる状態です。切開の跡や糸などが表面状には何もありません。
当日の夜間から翌日にかけて腫れが悪化し始め、腫れのピークが３日ほど続き、５〜７日である程度の腫れが落ち着いているでしょう。１週間後の状態はやや過矯正と言って少し引き下げ過ぎな状態で、人によってはちょっとやり過ぎたかなって感じる方もいるでしょう。２週間〜１ヶ月程度で少しずつ後戻りがあり、１ヶ月以降ではほぼ仕上がり、完成に近い仕上がりと考えて良いでしょう。
（腫れ・内出血）
腫れは翌日から３日がピークで、それ以降少しずつ落ち着いていきます。目元全体が腫れるのですが、人によっては目尻側の白目部分、結膜がプクッと腫れてしまうことがあります。基本的には日にち薬ですが、状態によっては固定している糸の結びを緩めるか、新たに再固定する必要がある場合もありますので、結膜に腫れを引き起こした場合、素人判断せずに主治医による診察を受けることをお勧めします。
グラマラスラインの腫れは長期化することはほとんどありません。１週間〜１０日程度でほとんどの腫れは引いているでしょう。
（痛み）
術後の痛みですが、傷の痛みはほとんどありません。内服で十分抑えることができます。しかし、中には固定している糸の部分に時折痛みを感じてしまうことがあります。こちらも基本的には日にち薬で待っていれば痛みは消失するでしょう。
（違和感）
グラマラスラインの違和感というのは、下まぶたを引き下げられたことによるひきつれ感です。多くの場合、４〜５日程度で慣れてしまい違和感を感じるということはありません。
（通院）
グラマラスラインの術後の通院ですが、翌日・１〜２週間後・１〜３ヶ月後の３〜４回の通院が推奨されています。この手術は抜糸が不要なので術後に通院をしないという方が多いのですが、治療の保障のこともあります。素人判断せずに治療を受けた医師の専門的な診察を受けて完結することを推奨します。
（仕上がり）
グラマラスラインの仕上がりですが、表面に傷がないため２週間程度で完成と思われる方が多いのですが、術後の後戻りを考えると１ヶ月以降が仕上がりになるとお考え下さい。
グラマラスラインのリスク・問題点
グラマラスラインは優しげな目元の印象に変わることができる整形手術ですが、いくつかのリスク・問題点があります。ここではそんなグラマラスラインのリスクについていくつかご説明します。
グラマラスラインは大きな変化を出そうとすると、部分的に負担がかかってしまうので、白目の部分が腫れてしまったり、目が閉じにくくなるなどのトラブルが絶えません。どんな治療にも言えることなのですが、やはり治療の限界点を見極めることが大切であることは忘れないで下さい。
・希望する仕上がりと違う ・左右差が出てしまった ・目が閉じにくい
・白目部分がプヨプヨと腫れている ・逆まつ毛になった
・効果がなかった ・かなり戻ってしまった など
治療のトラブルを引き起こさないようにするにはやはりカウンセリングが何より大切です。医師と十分に話し合い、負担のない治療、リスクを最小限に止める治療でかつ高い満足度を得られる治療を提案してくれる医師を探しましょう。
グラマラスラインの費用
グラマラスラインの費用ですが、クリニックによって大きな幅があるので十分注意しましょう。もちろん安いことが悪い訳ではありませんし、高額だからと言って優れた高い技術があるということではありません。グラマラスラインの費用の相場は、
グラマラスラインはクリニックによっては、全身麻酔やラリンゲルマスクを使った麻酔が必須というところもあります。その場合、麻酔費用として別途１０万円前後は追加される可能性があります。
グラマラスラインに関するさまざまな疑問
グラマラスラインの手術での失敗ですが、技術的な問題による失敗というのは実際には多くありません。なぜならグラマラスラインの手術を手がける医師というのは、概ね一定の技術を持っていると判断して良いでしょう。それでもなぜ手術を受けて後悔してしまった、失敗したと感じてしまうのは、手術に過剰な結果を求めていることにあるんです。みなさんが思い描くモデル、タレントさんなどの見た目というのは、最終的な仕上がりにはメイクで整えているからです。
これまで多くの方のカウンセリングを見てきましたが、希望する内容は皆さん理想のモデルの写真を持参して、こんな目に仕上げて欲しいという要望を訴えます。その通りの仕上がりを目指してグラマラスラインの手術を行うと過矯正と言ってやりすぎな仕上がりになってしまうことが多いんです。失敗の原因はここにあるんです。
整形はメイクの土台を作り上げる基礎的なもの、最終的な美しさ、＋＠というのはメイクであるということを十分理解しておくことなんです。
グラマラスラインの術後の後戻りですが、ほとんどの方は２割程度戻ってしまうと考えて良いでしょう。そのため術直後は少し過剰な矯正を行うのが一般的です。
手術中の痛みですが、基本的には麻酔の注射が痛いだけで、麻酔が効いていれば痛みを感じるということはありません。麻酔の痛みについてはクリニックの技術の差で違います。極細の針を使ってくれたり、麻酔薬のpHを調整することで注入時の痛みを緩和してくれるクリニックもあります。
また、麻酔の痛みを緩和する目的で、リラックス麻酔（吸入麻酔）や、静脈麻酔などを併用してくれるクリニックもありますのでよく相談しましょう。
クリニック選びのポイント
クリニック選びのポイントですが、残念ながら医者の技術を判断できる材料というのはありません。口コミも同じです。美容医療に関する口コミについては書き込み業者が横行しており、業者による巧みな口コミ評価が紹介されていることがほとんどですので参考にすべきではない現実もあります。
私たちから言えるクリニック選びのポイントですが、やはり医師の人柄を評価すべきであると考えています。誠実な医師はカウンセリングでもやはり丁寧ですし、不誠実な医師はカウンセリングもいい加減なものです。ですので複数のクリニックにカウンセリングに行き、その上で医師の対応等をしっかりと確認することが大切です。
もう一つの判断基準は症例写真を見ましょう。あなたからみて不自然な仕上がりになっているのはやはり過矯正になるリスクが高いと考えます。自然な美しさを叶えることができる医師は、やはり仕上がりも自然なものです。
